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ブランドマネージャー 蒲 大岳People

地域の魅力を再発見し伝える空間デザインを創りたいInterview -ブランドマネージャー 蒲 大岳-

 

日本のイナカはすごいんです。地域の人に“素敵”を伝える空間デザインと、人を繋ぐ“場”をつくる

蒲 大岳です。“かば”は蒲焼きの“かば”でイイキャッチフレーズをご先祖様からいただきました。LOOFでは空間デザイン・設計を担当しています。LOOFに入ってから間もないのでLOOFでの実績はまだないんですが、今は『澤之家』のコンセプトを新たに考えたり、改装のデザインをやらせてもらっています。アメニティやお客さんが体験するコンテンツの企画を考えたりもしています。

 

カフェのバイトから見出した“場”づくりの夢

出身は岐阜で『君の名は。』の舞台となった飛騨古川というところです。東京で空間デザインの会社で働いていました。クリエイティブ事業部で設計をやっていました。主に商業施設、店舗のデザインですね。大きな商業施設のフードコートだったりとか、お花屋さんだったり、カフェ。あとは地域の魅力的なものを使った共有スペース、NPO法人と一緒に仕事をしました。

 

 

大学時代は、金沢の大学で建築学科で主にリノベーションについて学びました。就職で東京へ行ったんです。「1回東京出ておくか」くらいの感覚でこんなに長くいるとは思わなかったですけど。もともと空間デザインに興味を持ったのは親が建築系の仕事をしていたんです。それで親を超えたいって思いはありました。厳しい人でしたし、実質、勝てるところがひとつもなくて(笑)。なので、父が造った土台の上に、僕がデザインした建物を建てられたら“僕の勝ち”っていう稚拙な理由をこじつけて空間デザインを学び始めました。

 

 

店舗デザインそのものに興味を持ったのは金沢のカフェでバイトしていた時ですね。金沢で初めての“カフェ”とされているお店で、今はもう閉めちゃったんですけど。そこで在学中の4年間バイトしていて、常連のお客さんと顔なじみになったりお店で人が繋がれることを実感した場所でした。家じゃなく、お客さんが訪れて素敵な時間を過ごしてもらえる、そういう“場”を作りたいという思いが東京へ就職する後押しになりました。就職したのは自分でコンセプトや企画を作って提案できる会社だったんです。予算を考えて施工までやれるっていうのを一貫して携わることができたのはいい経験になったと思います。カフェでサービスをやっているのも楽しかったのでいずれは自分が建てたお店をやりたいです。自宅兼ショップ、みたいな。それは老後の夢です(笑)

 

地元を離れて気づいた地元の魅力

 

取締役・副代表の丸さん(丸谷さん)と知り合ったことがLOOFに参加したきっかけです。もともと出身が田舎なので、いずれ東京を離れて地方で生活したいという思いはありました。東京に出て働いたことで地元の魅力に気付けた部分も多かったです。今になって気付いたことの悔しさがありますし、もっと楽しみ方を知っていれば良かったなと思います。

 

LOOFに入る前に戻るんですが、会社の仕事以外に自分でも地域の仕事に興味があって関わっていました。国外の案件だと、ビザまで取って、現地には都合で行くことができなかったんですが、ブータンの道の駅を作りました。“幸せの国”ですね。首都から30分くらいクルマで行ったハ県というところです。地域の魅力を発信できる拠点としてJICAの人たちが道の駅の企画を考えて、僕はデザインに携わりました。地域の動物であるヤクの毛を使ったストラップなどグッズを作ったりもしました。国内だと長野の別荘を改装してみんなで使えるようにしたり。そういった活動をすることで丸さんたちと関わりを持ちました。LOOFで行っている事業の話を聞いて、イイなと思ったんですよね。

 

 

“身近な社会を変えていく”を実感した出来事。LOOFにつながるきっかけ

LOOFは400人で高齢化が進んでいる芦川地域に、訪日外国人を含めて年間1000人の人を呼んでいます。LOOFに合流する以前、仕事も兼ねてグランピングの方に泊まりに行かせてもらった時、グランピングのゴミを分別して廃品回収に出しに行ったんです。そしたら廃品回収しているおじいちゃん、おばあちゃんが僕より流暢な英語、一緒にゴミ出しに行った外国人とやりとりしていて。簡単な英語だけど、“分別”をちゃんと伝えていたんです。驚きと感動がありました。LOOFが地域の在り方に影響を与えていて、実際に変わってることを感じた瞬間ですね。LOOFがなければ、英語も使わなかったであろう人たちが、英語を使うことが日常的になっているんだと思いました。実際に身近な社会を素敵に変えていってるのを目の当たりにした体験が、僕がLOOFで仕事をしたいという思いと直結しました。自分の地元と芦川を重ねて感じたことは大きかったですね。

 

 

地域の魅力を再発見し伝える空間デザイン

先にお話したように地方で、しかもあえて地元じゃないところの仕事がしたいという思いがあります。というのも、地元にいたときに良さに気づけなかった自分にコンプレックスを抱えていて。きっと、それは僕だけじゃないとも思うんです。芦川もそうですが、地域によってそれぞれ魅力は絶対にあると思うし、その地域に住む人は気づいていないかもしれない。だからこそ、これからLOOFで行っていく活動の中で、地域の魅力、素敵なものというのを見つけて、それをしっかりと伝えていく仕事がしたいですね。その場所を訪れて、時間を過ごす人はもちろんなんですけど、地域で暮らす人たちにも「ああウチの地元ってこんなに素敵なんだ」と思ってもらえるような場所を作りたいです。

 

 

ただ新しいものを建てるのではなくて、その土地に根づいたものをしっかりと活かしながら、日本のイナカはすごいよ! っていうのをデザインを通して伝えていけたらと思います。ブータンの道の駅のときもそうだったんですが、そういった仕事を通じて自分がやりたかったのはこれだったんだなという手応えがありました。まさにLOOFがやっていること、やろうとしていることと重なります。地域の魅力を再発見して発信していく、それを僕もガンガンやっていきたいですね。

 

 

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